出産(本番)

てるやひでき

2007年10月27日 19:35




受付を済ませ、病室へ

ここは分娩が出来る病室が2部屋あって、その一つへ・・・



凄く綺麗な病室で、そのまま入院が出来る部屋

ビデオカメラを設置してるとママが腰をマッサージして欲しいと言うので

急いで腰を押すと

「違う~、もっと横、もっと上、ちが~う(-_-メ)・・・」

パパには、どの程度の痛みなのか判らないから

照れ笑いしながら、マッサージしてました(笑)


担当の先生が、いらしてくれて診察

「まだ大丈夫、時間かかると思うよ」って


それを聞いてパパは、取り合えず仕事に行く事にしました

おばあちゃんと、この病院に勤める助産士のママの妹が来てくれたので

後をお願いして病院を出ました

すでに、9時を回ってて道は渋滞

のろのろ走って、ちょうど半分くらい行った時に携帯が鳴り出しました♪


「頭見えてるから、急いで戻って来て」おばあちゃんの緊張した声

速攻Uターンしたけど反対車線も渋滞(-_-メ)・・・



イライラと不安の中、30分位かかって、やっと病院到着

急いで病室に行くと、さっきと違って看護士さん達がせわしく動いてるし

色んな器具があるし、一番パパをビビらせたのがママの声

「う~ん、う~ん」って

心音が流れるモニターからは「ドンドンドンドン・・・」って

こんな時って、パパは何もする事が無いんだよね・・・

ママの手を握って、背中や腰を擦るくらいしか・・・


そうこうする内に、陣痛の感覚が短くなってきて、さあ生まれるぞって雰囲気

担当の先生は別件で不在な為、急遽休みのママの妹が取り上げる事に


緊張するパパ、きつそうなママを横目に、妹や看護士さん達はニコニコ

今日の昼ご飯の話をしたり冗談を言ったり・・・

それで凄く救われました


ついに始まった出産、何度も何度もいきんで・・・

海の波のように、繰り返し来る陣痛にあわせて必死のママ

声も大きくなり顔を真っ赤にして

パパは何もしてあげられない・・・、ママの姿を見てたら泣きそうになるし・・・



妹、看護士さん達は、変わらずニコニコしながら

「はい、もうちょっと頑張って!」

「はい、息吐いて~、次ね」「はい、そろそろ行くよ~」




病院に着いてから約5時間後

午前10時56分

体重2,976g、身長48,8cm

元気な産声を上げて、貴女とご対面♪


「おとうさん、どうぞ」と手袋とはさみを渡され

うるうるしながら、震える手を必死に抑えながら・・・


感動って言葉で片付けられないくらい感動しました

こんな気持ちは初めてだった

頭、真っ白・・・



頑張った、必死で頑張ったママに本当に感謝

元気に生まれて来てくれた、ひなたに感謝


二人共

本当に、ありがとう




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